占星術の世界では、私たちひとりひとりの内側にミクロコスモが存在し、それらは宇宙のリズムとシンクロしていると考えます。
その人が生まれた瞬間の星の配置を平面図に起こしたものをホロスコープといいますが、占星術ではこのホロスコープを読むことでその人の持って生まれた性格や運命を探っていきます。
占い師であり心理カウンセラーでもあるZAHaRAが、占星術的な視点から知性の磨き方をご紹介します。
太陽系の天体と個人のエネルギー
前提ですが…
とっても簡単にいうと、占星術では太陽系の惑星(月とか金星とか)は人の持つ様々なエネルギーと対応していると考えます。
なかでも太陽~土星までの惑星をパーソナルプラネットと呼び、それらの天体の配置や組み合わせや強弱でその人の生まれ持った個性を探っていきます。
太陽…意識
月…無意識
水星…知性
金星…喜び
火星…情熱
木星…社会性・道徳性
土星…試練となるもの
内なる水星のエネルギーとは
占星術的には、水星は私たちの中に蓄えられた「知性」を象徴します。
知識は、基礎学習のイメージ。単語を覚えるとかの、外から吸収した学びのことです。
知性は、応用問題を解ける力。 勉強して学んだ知識を掛け合わせて、それをもとに内側から生まれる、 物事を考えられる力です。
内なる水星を使えている人の特徴
水星を正しく使えている人は、知識から知恵を生み出せるでしょう。
知識として蓄えた経験を糧に、誰かからの聞きかじりではない、自分なりの答えを見つけていける人です。
内なる水星を使えていない人の特徴
水星を使いこなせていない人は、視野が狭く、頭でっかちで口ばかり。
思考過剰で人生を自分で複雑にしてしまっているタイプです。
経験から学ばないので、何度も同じようなダメ男にひっかかったり、知っている知識だけで答えを出そうとした結果、本当に大事なことにたどりつかなかったりします。
幸せに生きるための、内なる水星の育て方
幸福に生きるためには本質的な賢さが必要です。
あなたの中の水星のエネルギーを高め、知性を磨く方法をご紹介します。
1、受け取る情報を選ぶ
現代人は、情報過多によって勝手に入ってくる知識だけが増え、それらをどう使っていいかわからずに振り回されて疲れています。
生きづらさを抱えている多くの人が、知識だけで考えすぎてしまっているのです。
多くの人にとって、頭の中の引き出しにはきれいに収納できる限界があります。
不要なものをため込んでいると、本当に大切な情報をためておくスペースがなくなってしまうもの。
テレビやラジオやYouTubeを流しっぱなしにしたり、なんとなくSNSのタイムラインを追うのをやめれば、頭の引き出しに余裕が出てきます。
2、知識をつかって「自分の頭で考える」
知識を応用する力が知性です。
何か問題があったとき、私たちはとりあえずなんでもネットで調べようとしがちですが、あなたがすでに持っている知識を使って答えを導きだせないかどうか、いま一度考えてみるクセをつけましょう。
これが「自分の頭で考える」ということなのです。
3、経験から学ぶ
どれだけ知識を詰め込もうとも、結局は自分の頭で考える経験をつむことでしか、本物の知性を身につけることはできません。
まったく同じ経験というものは一つもないはず。
わかっているつもり、知っているつもりでおわらせず、 ひとつひとつの経験からさらなる学びを見つけましょう。
まとめ
知識は応用してこそ価値が生まれるもの。
知識を学び、自分の頭で考えて答えを探し、 さらにその経験から学ぶ…といったサイクルを繰り返すことで水星の知性は磨かれていきます。