占星術から考える、無意識の扱い方 -月

占星術の世界では、私たちひとりひとりの内側にミクロコスモが存在し、それらは宇宙のリズムとシンクロしていると考えます。

その人が生まれた瞬間の星の配置を平面図に起こしたものをホロスコープといいますが、占星術ではこのホロスコープを読むことでその人の持って生まれた性格や運命を探っていきます。

占い師であり心理カウンセラーでもあるZAHaRAが、占星術的な視点から無意識との上手な付き合い方をご紹介します。

太陽系の天体と個人のエネルギー

前提ですが…
とっても簡単にいうと、占星術では太陽系の惑星(月とか金星とか)は人の持つ様々なエネルギーと対応していると考えます。

なかでも太陽~土星までの惑星をパーソナルプラネットと呼び、それらの天体の配置や組み合わせや強弱でその人の生まれ持った個性を探っていきます。

太陽…意識
月…無意識
水星…知性
金星…喜び
火星…情熱
木星…社会性・道徳性
土星…試練となるもの

内なる月のエネルギーとは

わたしたちの無意識や、子供のようなピュアな感情は、内なる月が担当します。

ホロスコープ上で月が目立つ人は、子供のようなピュアさや遊び心を持った人。
悪い面では、我慢が苦手だったり、子供っぽいわがままさを持った人であることが多いようです。

毛布の心地良さとか、自分らしく振舞える安心感とか、習慣とかクセとか、その人の本能的で無意識的な部分を月が支配します。

意識が友達や世間の人々と対峙するときの外向きの顔なら、無意識は自宅でリラックスしているときの家族に見せる顔やその振舞い方なのです。

無意識を司る、内なる月との付き合い方

意思の力だけでなんとかしようとする人も多くいますが、無意識を軽視していれば、人生が思うようにいかないのも当然ですよね。
無意識を支配する内なる月との付き合い方にはコツがあります。

無意識が人生に及ぼす影響

車の運転にたとえると、意識がマニュアルなら、無意識はオート。
私たちは意識がスイッチオフの状態になると、無意識が働くようにできています。
つまり無意識は私たちの中にある「オートモード」のプログラムなんです。

人間の95%は無意識が司っていると言われるように(ほとんどオードモードで生きてるってことですね!)、無意識がわたしたちに及ぼす影響力は絶大です。

「無意識の中にどんな情報が入っているのか?」がその人の人生を左右すると言っても過言ではないでしょう。

月を味方につけるコツ

月のエネルギーは心地いいもの、安心するものを求める子供のような性質をもっていますから、子供に接するようにごきげんを取りながら優しく扱うのがポイントです。
自分の中に「魔法の杖を持った子供」を住まわせているとイメージすると、わかりやすいかもしれませんね。

内なる月のエネルギー=子供
無意識=子供の持っている魔法の杖

子供に魔法の杖を触らせてもらうなら、まず魔法の杖のすごさを認めましょう。
子供だからとないがしろにしたりせず、ひとりの大事な存在として尊重してください。

無意識(魔法の杖)の扱い方

無意識をうまく使うためにはプログラムを書き換えることが必要です。

無意識は、一気にそのプログラムを書き換えようとすると激しく抵抗しますが、すこしずつなら書き換えさせてくれるんです。

無意識をうまく使いこなす方法は、習慣を少しずつ変えること。
それも、不快感を感じない程度にゆるやかに変えていくのがベストです。

たとえばサプリメントを飲む習慣を身につけたいなら、いきなり一日3回飲むのはけっこう大変かもしれません。
でも、一日1回、それも水無しで飲めるもの(たとえばグミタイプのものとか)を摂るくらいなら習慣になりそうですよね。
「毎日サプリメントを飲む」という習慣ができれば、1日3回に増やすこともできるでしょう。

まとめ

無意識は習慣の積み重ねによってできています。
月のエネルギーの扱い方を知って、良い習慣を増やしていきましょう!

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