占星術から考える、攻撃的な感情との付き合い方-火星

占星術の世界では、私たちひとりひとりの内側にミクロコスモが存在し、それらは宇宙のリズムとシンクロしていると考えます。

その人が生まれた瞬間の星の配置を平面図に起こしたものをホロスコープといいますが、占星術ではこのホロスコープを読むことでその人の持って生まれた性格や運命を探っていきます。

占い師であり心理カウンセラーでもあるZAHaRAが、占星術的な視点から攻撃的な感情との付き合い方をご紹介します。

太陽系の天体と個人のエネルギー

前提ですが…
とっても簡単にいうと、占星術では太陽系の惑星(月とか金星とか)は人の持つ様々なエネルギーと対応していると考えます。

なかでも太陽~土星までの惑星をパーソナルプラネットと呼び、それらの天体の配置や組み合わせや強弱でその人の生まれ持った個性を探っていきます。

太陽…意識
月…無意識
水星…知性
金星…喜び
火星…情熱
木星…社会性・道徳性
土星…試練となるもの

内なる火星のエネルギーとは

火星は外の世界と戦って、生き抜くためのエネルギー

程度の差はあれど誰の中にも火星のエネルギーが存在していて、それらは社会の中で生き抜くためのモチベーションとして使われています。

相手と競って他人よりも秀でるスポーツなどでは火星のエネルギーが必要不可欠ですし、火星のエネルギーを上手に使えば自己成長につながるでしょう。

火星のエネルギーが強い人の特徴

行動力があり、積極的に欲しいものを求めていきます。
イメージとしては、体育会系の人や、ベンチャー企業の社長といった攻めの姿勢で突き進む経営者あたりでしょうか。

「負けず嫌い」もホロスコープで火星のエネルギーが強い人に見られがちな特徴です。

火星のネガティブな側面

火星のエネルギーは一方通行で、自分の欲求を満たすためだけに使われる、ひとりよがりな前進力。
「他人と比較して自分はどうか?」が基準になっているので、常に自分と相手の間に勝ち負けの判断を下しています。

だからこそ、優越感を得られる代わりに、他人より劣っていると感じたときの劣等感も持ちやすいという問題も…

また、「怒り」や「嫉妬」といった攻撃性をともなうものも、火星が担当しているエネルギーです。

競争の世界で生き抜くための「戦うエネルギー」は、怒りや劣等感といったネガティブな感情を原動力にしていることを忘れてはいけません。

攻撃的な感情を昇華させる、内なる火星との付き合い方

火星は内側から外側に出たがっているマグマのようなエネルギーです。

感情のままに外側に出せば他人を傷つけるために使われがちな一方、マグマのようなエネルギーをうまく外側に出せないと、それらは行き場を失って自分を傷つける方向へと向かうでしょう。

攻撃的な感情と上手に付き合うには、 エネルギーを健全なかたちで昇華させること。
スポーツや運動など、身体を動かすことで発散させるのがベストです。

まとめ

すぐイライラしたり、自分にも他人にも欲求不満の多い人は、火星のエネルギーが暴走している状態かもしれません。

火星のエネルギーを身体を使って発散させれば、自分や他人を傷つけるような考え方をしなくなりますよ。

タイトルとURLをコピーしました